スポンサーサイト
--.--.--(--)--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「ΑΩ」 著 小林 泰三
2008.08.06(Wed)20:56
発表当時は”リアル ウル○ラマン”として話題になった本作ですが、どうしてどうして。

そんな、ぬるい括りが通用する本じゃ無かったです(^_^;


(以下、ネタバレを含むのでwww)


確かに、前半部分は”もしウルト○マンのようなものが存在可能だとしたら、それはどのようなものになるのか”って言うのをSF的に考証してみせてるんですけど。
でも、そんなのは本当に本作の一部分にしか過ぎません。
とにかく、本作を覆い尽くすのは”血・肉・内蔵・体液”を基本とするグロくてスプラッターな表現の数々。
前半部分こそ、SF的な体面をまとっては居ますが、後半にに入るとそこに展開されるのはクトゥルーを意識した異様な世界です。
永遠に再生される人間もどき。
その姿は腰から下が触手で覆い尽くされていたり、お爺さんとお婆さんが混ざり合いこともあろうかお爺さんの校門がお婆さんの口になっていたり、身長3mの大きな中年(中身は子供)とそれをやさしく見守る身長10mのおばあちゃんとか。
まさに狂気の世界です。
そして、そんな世界をシニカルでユーモラスな語り口で描いてみせる。
まさに怪作と言うにふさわしい作品だと思います。

読後感は、爽快なものでは有りません。
終わり方も、結局投げっぱなしな感じですし(^_^;
でも、読んでいるときの面白さは保証します。
もちろん、スプラッターに耐性のある人にしか勧められませんが…

ちなみに”SFが読みたい! 2002年版”で発表された、ベストSF2001国内篇において2位を獲得した作品でもあります。(1位は「かめくん」)


さて、7年越しの積み残しをやっと1冊解消したので、次も同年の積み残し作品と言うことで(^_^;

「鳥類学者のファンタジア」 著 奥泉 光

いきま~す!(ちなみにこれは2001年3位の作品です)

ではでは。


ΑΩ(アルファ・オメガ) (文芸シリーズ)ΑΩ(アルファ・オメガ) (文芸シリーズ)
(2001/06)
小林 泰三

商品詳細を見る

Comment













管理者にだけ表示を許可する

TrackBack
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。